2017/11/03 20:02

私物ですが以前、USEDで購入しましたワークブーツ達


左から英国製、ウィリアムレノン

    日本製、ローリングダブトリオ

    米国製、ホワイツブーツ


どれも新品は、手の届かないお高い品物

ひと通りの修理とメンテナンスで、新品には無い

渋い遣れ具合のイイ感じに仕上がりました





こちらのウイリアムレノン、本体に刻印は無くサンプル品として作られたもの

革の質は今一つですが、世界に4台しかない100年前の機械で作られた幻の一足


色落ちは特に無いのでミンクオイルを10日間ほど塗り込んで、空拭きで磨き上げました

トリプルのミッドソールがお気に入り、鑢で削って色を入れなおしました


紐は、ホワイツのオイルドレザーでしっくりきてます

つま先の反り上がった独特なデザインは、歩きやすさを追及した形

カッコよさの中に可愛い感じが絶妙







こちらのローリングダブトリオは、舶来品には無い繊細な作り、まさにmade in japan の作

ワイズも日本人に合わせたゆったり気味の設計、なんで不格好はしょうがない・・・


前期のモデルなのでミッドソールはトリプル、クッション性を高める為、ラバーとコルクを

練り混ぜた素材が使われています、部分部分で革の種類を使い分け、カット割りと重ね技など

手作りならではの革靴と言った感じ、もちろん履き心地も言うこと無しです


つま先の裏板は、オリジナルのモノは銅板にナシ地の亜鉛メッキにロゴの刻印

取り寄せて付けてもおもしろくないので、真鍮板から切り出し磨き上げ

見えないお洒落の労力は逆に楽しい~




こちらホワイツのカッパーブーツ、ワイズも細身でかなり足全体にフィット感のあるブーツ


ホワイツといえば、セミドレスやスモークジャンパーに惹かれがちですが

あえてすべてのブーツの原型の基礎モデルからと思い、思い切って購入

でも、そのままでは長時間履けない状態・・・

自分足裏に合わせて細工をしましてようやく疲れない、痛くない、

心地のいい自分のモノに仕上がりました


靴紐がめんどくさいと言う人は沢山いますが編み上げブーツは

コツをつかめば片手でカッコよく5秒で縛れます、コイツとも長い付き合いになりそうです








良い物は一生もの、良い物はやっぱり革ですな~