2015/04/25 21:33
ネイティブと言っても語学ではないですけど・・・
ちょっと昔、刺激を受けたものがあり、いつかやってみたかった革細工です
とあるお店に飾られた鹿革のバッグというよりモノ入れ
インディアンが手がけた、古いハンドメイドの革袋
なめしも独特な感じで見た目、手触り,一目で何十年の歴史を感じれるモノ
その記憶を思い出しながらの制作です
まずは、スモーク(燻製)加工の鹿革の脱色から
漂白剤の低濃度から徐々に燻しを抜いていきます
革に負担がかからないように自然乾燥を繰り返し
1工程、どぶ漬け漂白~乾燥が6日間
これを6回繰り返し、ようやくあの時見た風合いに近づけました
そして、完成したのがこちら
製作期間は2ヶ月ほどかかりましたが納得の作です
おそらくあの時見たモノの縫い糸はオリジナルのシニューだと思います
(鹿のアキレス腱)をなめしたもの、さすがに今では入手困難の材料ですが
天然素材最強の糸というのはなんとも魅力的な素材
いつか完全復刻にも挑戦してみたいです!
今回のショルダーバッグ、ショップにひっそりと飾っておりますので~